ハキダメ記

読書録(主にキリスト教関連)

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『「カルト」はすぐ隣に −オウムに引き寄せられた若者たち』江川紹子著 を買った

オウムに引き寄せられた若者たちの様々なケースを、著者の江川紹子氏が細かく分析し丁寧にまとめ、「オウム事件の教訓」として「カルト」にねらわれやすい若者に向けて書かれた本です。 「カルト」は、「遠い世界」の存在ではなく、私たちの「すぐ隣に」いる…

「正統とは何か」G.K.チェスタトン著 はこんな本だった 【その2】

「狂人とは理性を失った人ではない。狂人とは理性以外のあらゆる物を失った人である。」チェスタトンの有名な逆説。 「内なる光」、人間の徳とか能力とかいったものを「崇拝の対象」にすることは、大変危険であるということ。 キリスト教は一刀両断する。「…

「正統とは何か」G.K.チェスタトン著 はこんな本だった

「正統」ほど危険に満ち、興奮に満ちたものはないということ。 イエス・キリストには「かくしごと」があったということ。 「物質主義」は、人類を宗教から解放したが、別の宿命論に結びつけたということ。 正統とは何か作者: ギルバート・キース・チェスタト…