ハキダメ記

読書録(主にキリスト教関連)

2018-01-01から1年間の記事一覧

「死にいたる病」キルケゴール著 その3

【『死にいたる病』キルケゴール著 桝田啓三郎訳 中公クラシックス】を《図説つき》で解説。 今回は、「この病〔絶望〕の諸形態」と題された、44ページから127ページにわたる部分です。

「死にいたる病」キルケゴール著 その2

【『死にいたる病』キルケゴール著 桝田啓三郎訳 中公クラシックス】を《図説つき》で解説。 今回は、「絶望の可能性と現実性(p.18〜p.23)」「絶望は「死にいたる病」である(p.24〜p.31)」「この病〔絶望〕の普遍性(p.32〜p.44)」のあたりを解説してい…

「死にいたる病」キルケゴール著 その1

【『死にいたる病』キルケゴール著 桝田啓三郎訳 中公クラシックス】を《図説つき》で解説。 今回は、難解な冒頭の部分「第一編 死にいたる病とは絶望のことである - A 絶望が死にいたる病であるということ(p.15-18)」を読み進めていきます。

「ハタチになったら死のうと思ってた」中村淳彦著

【『ハタチになったら死のうと思ってた AV女優19人の告白』 中村淳彦著 ミリオン出版】の読後記。 「死んだ、死にたい、死のうと思った−−この連載は、なぜか死の話が多い。取材だけの話ではなく、AV業界は本当によく人が消えたり、死んだりする。間違いなく…

「私のロシア文学」渡辺京二著

【『私のロシア文学』 渡辺京二著 文春学藝ライブラリー雑30】の読後記。この本は、渡辺京二氏が、ロシア文学を講義形式で紹介していく、という趣の本である。 何でも渡辺氏は、十人ばかりの女性を前にして、しかもお寺で、これらのロシア文学談義を行ったと…

「自由からの逃走」エーリッヒ・フロム著 後編

【『自由からの逃走』 エーリッヒ・フロム著 日高六郎訳 東京創元社刊】の解説。【後編】は、「逃避のメカニズム」としての「権威主義的性格」を中心に解説していきます。フロムが言うには、彼らは「サド・マゾヒズム的人間」であり、互いの依存心から「共生…

「自由からの逃走」エーリッヒ・フロム著 前編

【『自由からの逃走』 エーリッヒ・フロム著 日高六郎訳 東京創元社刊】の解説。【前編】は、近代人が勝ち取った「自由」とはどういうものであったのかを解説していきます。フロムが言うには、この「自由」によって近代人は「不安」に取りつかれるようになっ…

「悪と全体主義」仲正昌樹著

【『悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える』仲正昌樹著 NHK出版新書549】の読後記。…今回取り上げたこの『悪と全体主義』という新書は、アーレントの著作、特に『全体主義の起源』と『エルサレムのアイヒマン』の二作品に焦点を当てたものである。…

「ハンナ・アーレント」矢野久美子著

【『ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者』矢野久美子著 中公新書2257】の読後記。…この本の「よいところ」は、ハンナ・アーレントの生き様や思想、および代表作の解説だけではなく、彼女を取りまく人びとにも焦点を当てている点にあると思…

「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」マックス・ウェーバー著

「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」マックス・ウェーバー著 中山元訳 日経BP社 2014年 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (Nikkei BP classics) [ マックス・ヴェーバー ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > …

再掲「ニューエイジについてのキリスト教的考察」

教皇庁 文化評議会/教皇庁 諸宗教対話評議会 「ニューエイジについてのキリスト教的考察」 JESUS CHRIST THE BEARER OF THE WATER OF LIFE: A Christian reflection on the "New Age" ニューエイジについてのキリスト教的考察作者: 教皇庁文化評議会/教皇庁…

「ソレルのドレフュス事件」川上源太郎著

ソレルのドレフュス事件―危険の思想家、民主主義の危険 (中公新書)作者: 川上源太郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1996/05メディア: 新書購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る この新書は、十年ほどの間ずっと積ん読のまま放置さ…