ハキダメ記

読書録(主にキリスト教関連)

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「ポプロールム・プログレシオ −諸民族の進歩推進について−」パウロ六世著 はこんな本だった

【ザックリとしたまとめ】 真の「進歩」とは、「全人的な発展」のことである。 そして、真の「進歩」は、「物質的な発展」だけでは不十分であり、「人間的な発展」をも伴っていなければならない。 そして、この真の「進歩」を果たすには、過度な「自由競争」…

「エリザベス女王」君塚直隆著 を買った

次から次へとページをめくりたくなる「飲みやすさ」と高い専門性という「コク」とをあわせもった、イギリス式のおいしい「紅茶」のような新書であった。エリザベス女王-史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書)作者:君塚 直隆発売日: 2020/02/18メディア: …

「信仰と未来」ヨゼフ・ラツィンガー著 はこんな本だった

キリスト教の「神学的思考」と現代科学の「実証的知識」は、噛み合わず分裂してしまっているが、それはそれぞれの思考の対象が異なっているからである。なので「実証的思考」がいかに素晴らしいものであっても「神学的思考」の代替とはならない。 また、「神…