「アメリカの反知性主義」はじめに
これからホーフスタッター「アメリカの反知性主義」の要約をし、ついでに感想も記していこうと思う。
第一部から第六部まであるが、六回に分けて要約していく。
本書は以下のような構成になっている。
<<本書の大まかな流れ>>
第一部 序論
第一章 現代の反知性主義
第二章 知性の不人気
<<宗教における反知性主義>>
第二部 心情の宗教
第三章 福音主義の精神
第四章 福音主義と信仰復興論者
第五章 近代性への反乱<<政治における反知性主義>>
第三部 民主主義の政治
第六章 ジェントルマンの凋落
第七章 改革者の運命
第八章 専門職の興隆<<ビジネスにおける反知性主義>>
第四部 実用的な文化
第九章 ビジネスと知性
第十章 自助(セルフヘルプ)と霊的テクノロジー
第十一章 ひとつのテーマをめぐる諸相<<教育における反知性主義>>
第五部 民主主義の国の教育
第十二章 学校と教師
第十三章 生活適応への道
第十四章 子どもと世界<<本書のまとめ>>
第六部 結論
第十五章 知識人 疎外と態勢順応
「反知性主義」というものを大まかに知りたい人は、第一部だけを読めば十分であろう。ただ反知性主義は「衆愚」という言葉でまとめられるような単純なものではないので、その「もどかしさ」を深く知るためには第二部以降をも読み進めた方がいいだろうと思う。
第一部のまとめは明日か明後日にあげます。まとめ作業が遅々たるものであるので、それ以降の更新は隔週かもっと遅くなるかも。
- 作者: リチャード・ホーフスタッター,Richard Hofstadter,田村哲夫
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2003/12/20
- メディア: 単行本
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